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安息角・崩潰角・差角

安息角

用途

凝集性、噴流性、ホッパー角度、ホッパーブリッジ、フィルター目詰まり

概要

平坦な板上にロートで粉体を落下させて堆積したときにできる山の斜面の、板との角度をいう。凝集性の高い粉体の場合には山が高くなり、それに伴って角度が大きくなる。

原理及び理論

粉粒体粒子郡が相互の摩擦によって、その表面層が静止状態を保つことができる水平面との間の最大角をいう。具体的には、粉粒体を小さな孔または隙間から平面上に連続的に落下堆積させた場合に生ずる円錐の母線あるいは斜面が水平面となす角をいう。 図に示す方法があり、最も好ましい状態は注入法(弊社測定)である。

崩潰角(Angle Fall)

用途

凝集性、フィルター目詰まり、ホッパーブリッジ、振動及び衝撃によるブリッジ解消の有無

概要

安息角に一定の衝撃を与えて崩れたときの角度を示す。これはホッパーから粉体を排出する場合、粉体がアーチ状に凝集して排出困難となる場合に、振動或いは衝撃を与えて解消することに類似している。大きく崩れる場合にはこれらの対策が有効と判断できる。

原理及び理論

安息角を測定後、一定の衝撃を与えて崩れたときの角度を計測する。

差角(Angle Difference)

用途

振動及び衝撃によるブリッジ解消の有無

概要

安息角と崩潰角の差の角度を示す。安息角が大きい場合でも崩潰角が小さく崩れ易い粉体の場合には、振動或いは衝撃によるブリッジ対策が可能である。

原理及び理論

安息角と安息角を一定の衝撃によって崩した崩潰角との差の角度を示す。